【ソウル17日聯合】北朝鮮住民の約3分の2が食糧難から1日2食の生活をしているという国連世界食糧計画(WFP)の現地調査結果が出た。
 消息筋によると、WFPは先ごろ北朝鮮地域で食糧事情全般に対する調査を行っており、20日にも北朝鮮支援に供与する主要国に調査分析報告書を送る予定だ。WFPはこの結果から、北朝鮮の食糧事情は餓死者が続出するほど深刻ではないものの、国際社会の迅速な支援がなければ早期に飢饉(ききん)段階に入りかねないと判断している。

 一方、5月末にWFPから北朝鮮支援への参加を求められた韓国政府は、同月中旬にトウモロコシ5万トンの直接支援を北朝鮮に打診したが、北朝鮮がこれを拒否したことから、WFPの調査報告書が届き次第、WFPを通じた間接支援策を積極的に検討するとしていた。しかし、11日に金剛山で北朝鮮軍が韓国人観光客を射殺する事件が起こって以降、政府内では北朝鮮への人道的支援も事件の真相究明後に先送りすべきとのムードが広がりつつあるという。

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