【ソウル16日聯合】石油資源のない韓国で、半導体でも乗用車でもなく「石油製品」が最大輸出品目の1つに浮上している。
 関税庁が16日に明らかにしたところによると、ガソリン、軽油など石油製品の国内需要超過分を輸出した額は上半期に183億4800万ドルに達し、前年同期比82.8%の大幅増加を記録した。上半期輸出全体(2139億3300万ドル)の8.6%を占めた。

 同期間、代表的輸出品目の半導体は製品価格の値下がりで175億5900万ドルにとどまり、前年同期比7.0%の減少を示した。乗用車は171億7400万ドルで0.2%増と、事実上、足踏み状態だ。好況を狙う船舶も180億3200万ドルで18.7%の増加にとどまったことと比較すると、石油製品の輸出がどれほど好調だったかが分かる。上半期に石油製品より輸出が多かった品目は、加工品(213億2600万ドル)、鉄鋼(185億2100万ドル)、機械類・精密機器(221億3300万ドル)など。

 原油価格は日々上昇しており、6月の1か月間だけを見ても石油製品輸出額は前年同月比119.4%増の40億400万ドルに達する。輸出全体の10.7%を占め、機械・精密機器(38億100万ドル)、鉄鋼(33億4700万ドル)をしのぐ勢いを示した。

 石油製品輸出は、2004年には年間102億ドルで輸出全体の4%にとどまっていたが、年々増加を続け、2006年には204億ドルに達した。昨年は240億ドルで輸出全体の6.6%を占めている。関税庁は、石油製品の輸出増加には、需要増大と単価急騰がともに影響を与えていると説明した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0