この消息筋は、「先月の韓米牛肉追加交渉の結果は、韓国政府が当初進めていた案通りに貫徹されたもの」と主張しながら、韓国政府が昨年10月の交渉で米国側に段階的な米国産牛肉の開放を提示していたと述べた。しかし、米国側が即刻かつ全面的な牛肉市場の開放を要求したため、交渉は成果のないまま決裂したという。このため両国は、段階的に開放した際に輸入される米国産牛肉の月齢が30か月未満であるかどうかを米政府がどのように保障するかなど細部事項については全く協議できなかったと伝えた。
この消息筋はまた、米政府が昨年10月の交渉決裂後、今年4月まで米国産牛肉開放問題に関する追加協議を要請したことはなく、公式であれ非公式であれ後続交渉は行われず、4月初めになって交渉が再開され同18日に妥結したと述べた。しかし、韓国政府の立場が米国産牛肉の段階的開放から全面開放へと変わった背景や、誰がこうした決定を下したかなどについては明らかにしなかった。
Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0