【ソウル13日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領が11日の施政方針演説で、南北共同宣言(2000年)と南北首脳宣言(2007年)の履行を北朝鮮と協議する準備があるとしたことに対し、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は13日、「過去の合意と混ぜてあいまいにやり過ごした」と主張した。
 北朝鮮のウェブサイト「わが民族同士」によると、労働新聞は李大統領の演説を批判しながら、「さらに見過ごせないのは、南北共同宣言と南北首脳宣言に対する立場を明らかにせず、それを過去の北南(南北)方合意と合わせてあいまいにやり過ごしたことだ」とし、宣言の意義を低め、その履行を回避しようとするばかげた浅知恵に過ぎないと非難した。

 同紙はまた、「演説で『合意をいかに履行するかを真剣に協議する用意がある』としているが、実践方法まで整っている宣言を差し置いて何の協議が必要だというのか」と批判した。その上で、南北共同宣言と南北首脳宣言に対する立場から明らかにするよう重ねて要求している。

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