【ソウル11日聯合】政府は11日、金剛山観光客が北朝鮮軍の銃撃を受け死亡したことを受け、事件の真相が明らかになるまで12日から金剛山観光を暫定中断することを決めた。統一部の金浩年(キム・ホニョン)報道官が緊急会見で発表した。現在、金剛山にとどまっている観光客らは予定された日程を消火した上で韓国側に戻る計画だ。
 金報道官は「韓国観光客の死亡事故を大変遺憾に思う」とし、今回の事故に対し徹底した真相糾明を行うと述べた。統一部次官を団長とした関係官庁合同対策班を設置し、真相調査と今後の対策に当たる。北朝鮮側にも、真相究明活動に積極的に協力することを望むと述べた。

 金剛山特区地域で韓国観光客が抑留されたり事故で死傷するケースはこれまでにもあったが、北朝鮮側兵士に銃撃され死亡したのは今回が初めて。対北朝鮮観光事業そのものに大きな衝撃を与えることが予想される。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0