テーマ発表を行う稲上毅理事長=10日、ソウル(聯合)
テーマ発表を行う稲上毅理事長=10日、ソウル(聯合)
【ソウル10日聯合】日本の独立行政法人、労働政策研究・研修機構の稲上毅理事長は10日、日本を先進国にしたのは生産性を最優先視する協力的労使関係だと述べ「韓国の労使関係も長期的観点から生産性を重視する知恵が必要」だとの見解を示した。
 全国経済人連合会会館で開催された「韓日労使関係先進化セミナー」に出席した稲上理事は、日本企業の生産性向上の鍵は協力的労使関係にあり、日本の例が韓国の労使関係の先進化に向け良い示唆を与えるだろうとした上で、このように述べた。日本の生産性3原則は雇用保障、労使協議によるパイの拡大、パイの公正な分配だと説明。生産性を高めるには資本や技術も重要だが、それ以上に人的資源の開発を重視する必要があるとし、雇用管理と労使関係こそが生産性向上の鍵だと強調した。

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