韓ロ首脳が初会談、南北ロ経済協力事業実現で協力

【洞爺湖9日聯合】李明博（イ・ミョンバク）大統領は9日、主要国首脳会議（北海道洞爺湖サミット）会場のホテルでロシアのメドベージェフ大統領と会談した。シベリア横断鉄道と朝鮮半島縦断鉄道の連結事業、ロシアのガス管の朝鮮半島通過など、南北とロシア間の3者経済協力事業の実現に向け緊密に協力することで意見を同じくした。また、シベリアのガス開発・供給を含む両国間の実質的協力の拡大はもちろん、貿易と投資の増進にも積極的に着手することを決めた。
　この席で李大統領は、ロシアが北朝鮮への重油提供など6カ国協議を通じた北朝鮮核事態対処に建設的な役割と寄与をしてきたことを評価した。また両首脳は、北朝鮮核廃棄を通じた朝鮮半島非核化の実現に向け協力を続けていくことで一致した。韓国初の宇宙飛行士誕生など、両国間パートナー関係が政治、経済以外にも各分野で深まり発展していることを評価したほか、西カムチャツカ油田開発を含むエネルギー・資源分野と先端宇宙技術分野でも協力を強化していくことを決めた。

　李大統領は就任後に周辺4強国のうち米日中とは首脳会談を行ったが、ロシアとはこれが初めて。青瓦台（大統領府）は、両国新政府発足後初めて行われたこの首脳会談は、両国首脳間の友好と信頼を深め、エネルギーとシベリア開発などでの協力基盤拡大に寄与するものと評価した。