【ソウル9日聯合】韓国銀行が9日に発表した6月の生産者物価動向によると、先月の生産者物価指数は前年同月に比べ10.5%上昇した。通貨危機さなかの1998年11月(10.9%)以後、最も高い上昇率となった。生産者物価指数の上昇率は3月が6.0%、4月が7.6%、5月が9.0%と上昇を続け、先月はついに10%台を突破した。
 韓銀物価統計チームによると、先月から統計基準年度が2000年から2005年に変更されたため、上昇率数値が調整された。従来の基準を適用すると、6月の生産者物価の前年同月比上昇率は12.5%と推定される。また、前月比上昇率は1.6%で、4月(2.1%)、5月(1.9%)に比べると鈍化した。

 部門別前年同月比上昇率は、工業製品が15.2%で1998年7月(15.8%)以来の高水準となった。電力・水道・ガスは4.4%、サービスは2.3%、農林水産品は気温上昇に伴う出荷増でマイナス1.2%となった。

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