【ソウル8日聯合】これまで現地メーカーの独壇場だった中国の液晶テレビ市場で、サムスン電子とソニー、シャープのいわゆる「グローバル3S」が主導権を取った。
 市場調査会社のGfKが8日に明らかにしたところによると、年初から5月までの中国液晶テレビ市場のシェア(数量ベース)はサムスン電子が12.7%でトップ、ソニーが11.1%で2位、さらにシャープが8.8%で3位につけた。一方、中国メーカーはハイセンス(海信)が8.8%でシャープと3位タイ、スカイワースとTCLは8.2%と7.5%でそれぞれ6位と7位にとどまった。

 グローバルメーカーの躍進は、8月の北京五輪をにらんだ活発なマーケティングが功を奏したものとみられる。五輪スポンサーのサムスン電子はテレビ広告に力を入れており、ソニーは上海の繁華街に直販店をオープンしブランドイメージの強化に乗り出した。シャープも広告を通じ、液晶パネルを主力工場である日本・亀山工場で製造した点をアピールしている。

 業界関係者は、中国のテレビ市場規模は世界市場の19.7%にあたる4100万台(ディスプレーサーチ見通し)で国単位では最大の市場となっており、五輪特需を狙うグローバルメーカーの市場攻略はさらに強化されるとの見方を示している。

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