パディラ次官は、米国は太平洋の経済大国の地位を維持せねばならないと述べ、そのためブッシュ政権は米国が入るアジア経済ブロックの構築に臨んできたと指摘した。米議会は短期的なイシューである牛肉と自動車問題に焦点を合わせており、これは多数の有権者にとって重要ではあるものの究極的には2次的な問題だとし、韓国や他国(コロンビア、パナマ)とのFTAは選挙(大統領選挙・議員選挙)の人質になっていると主張している。
続けて、米議会が韓米FTAの批准同意をためらい、遅らせることでアジアの貿易パートナー間で米国への不確実性が高まる一方、中国の経済影響力は次第に増しており、その経済外交は一層強くなっていると述べた。
パディラ次官はさらに、「議会はFTAについて韓国側に礼遇レベルの聴聞会の機会さえも与えていない」と、議会の態度を正面から批判した。
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