【ソウル6日聯合】穀物輸入価格が品目によっては解放以来最高の上昇率を記録するほどの高騰を続けている。穀物価格上昇は各種食品や外食などの価格を引き上げ、原油価格の急騰に苦しむ庶民の暮らしに打撃を与えている。
 韓国銀行が6日に明らかにしたところによると、農林水産食品輸入物価指数の前年同月比上昇率は5月現在44.8%で、1980年12月(48.3%)以来の高水準を記録した。

 特に、麦の輸入価格上昇率は、昨年末までは1974年2月の101.4%が最高だったが、年初から過去最高値を示している。1月は140.3%、2月が171.9%、3月が140.8%、4月が126.0%、5月が127.5%だった。韓国銀行関係者によると、穀物価格統計は1971年に開始されたものだが、植民支配解放から1970年までの間にも今年ほどの上昇率はなかったと推定される。

 トウモロコシ輸入価格指数は、2005年を100とした場合、5月は263.6に達する。3年の間に約3倍に迫るまで跳ね上がったことになる。トウモロコシ輸入価格指数は昨年12月が138.3、今年1月が220.0、2月が226.0、3月が244.3、4月が249.9と、急上昇してきた。また、同指数の前年同月比上昇率は、5月が75.6%で、1974年2月(90.0%)以来の高水準を示した。

 大豆の前年同月比上昇率も、年初から高止まりとなっている。1月は85.9%、2月は85.2%、3月は81.7%、4月は71.5%、5月は76.6%だった。このほか、原綿輸入物価指数上昇率は、5月に51.4%と、1998年3月(62.3%)以来の水準を示した。

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