【ソウル4日聯合】南北関係の行き詰まりが長期化の兆しをみせるなか、北朝鮮当局が韓国側と接触した住民を調査するとともに韓国製の車や製品を取り締まっているもようだ。
 対北朝鮮人権団体「良き友人」が4日にニュースレターで伝えたところによると、平壌では近ごろ検閲グループなどが区域を回り非社会主義思想闘争を行い、パソコンやビデオテープレコーダーを所有する家に韓国製のCDがあるかどうかなどを検閲しているという。

 同団体はまた、平壌市は先月初旬に韓国製車両が市内を走行できないように指示したと伝えている。目撃したらことごとく没収する雰囲気のため、韓国車を使ってきた特殊機関、企業、団体などは困惑しているという。平壌市当局は韓国製の電機・電子製品についても、住民に購入先と使用理由を報告させている。

 同団体はあわせて、北朝鮮の対韓国事業が行き詰まりをみせるなか、韓国と接触した人への調査が始まったと伝えた。海外滞在経験のある人から調査を受けているが、韓国人と写真を撮った人はどういう理由で撮影したのかを報告しなければならないという。

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