【ソウル3日聯合】ソウル西部地方裁判所は3日、特定経済犯罪加重処罰法上の背任・横領などの容疑で在宅起訴された金錫元(キム・ソクウォン)前双竜グループ会長に対し、懲役4年を宣告するとともに法廷拘束した。
 金前会長は系列会社に1600億ウォン(約163億円)余りを不当に支援し、会社資金約7億ウォンを横領したとされ、地裁は背任罪で懲役2年6か月、横領罪で懲役1年6か月をそれぞれ言い渡した。また、金前会長と共謀し不当支援に加担した双竜セメントの明浩根(ミョン・ホグン)前代表理事、洪思昇(ホン・サスン)同代表理事にそれぞれ懲役2年6か月を宣告し、法廷拘束した。

 地裁は判決文で、「被告人の犯行による被害規模が大きい上、系列会社の不当支援は企業経営の透明性と健全性を大きく損なう行為だ」と量刑理由を説明した。金前会長側は刑が重いとして控訴の方針を示している。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0