祝辞を述べる李大統領=3日、ソウル(聯合)
祝辞を述べる李大統領=3日、ソウル(聯合)
【ソウル3日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領が3日、「いかなる逆境があろうと必ず、成功した大統領、成功した政権を作る」と誓った。 
 ハンナラ党の党大会に出席し、祝辞を通じ述べたもの。ハンナラ党が与党となったのは単純な政権交代ではなく、揺らいでいる国を立て直せという歴史的な命、集団利己主義・ポピュリズム・地域と理念の対立と葛藤(かっとう)を乗り越えよという要求、韓国の再跳躍と国民統合を実現せよという厳格な選択だと強調した。

 また李大統領は、今の韓国は一方では法と原則が無視され、また一方では経済難が深刻化するという二重の挑戦に国内外で直面していると指摘し、これを賢明に切り抜けていかなければならないと力説した。世界の経済状況は大変苦しく、われわれも例外ではないと述べ、今後は「経済再生」のトーチを高く掲げなければならないと強調した。

 米国産牛肉輸入問題に関しては「苦しみはどれほど大きく、皆さんが作った政府が非難を受けることに対する心情はいかばかりか」と反問するとともに、政府はこれを機に食品安全に異常がないよう万全を期すると述べた。キャンドル集会が当初とは異なる様相を呈していることについては、政府は平和的集会を通じた国民の声には耳を傾けるが、これを口実とした違法と暴力のデモは決して国民が受け入れないだろうと述べた。

 また国会問題では、国家的経済難の克服や山積された民生件案の処理のためにも、1日も早く正常化するべきだと強調した。政府は国会と積極的に協力する新たな政治の枠組みを作ると約束した。

 最後に李大統領は、「この党大会を通じハンナラ党は責任ある与党として新たに出発する。皆さんが作ってくださった大統領・李明博も、ハンナラ党とともにやり直す覚悟で任務に臨む」と述べた。

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