李洙彬サムスン生命会長=2日、ソウル(聯合)
李洙彬サムスン生命会長=2日、ソウル(聯合)
【ソウル2日聯合】サムスングループが2日、グループ刷新後初めてのサムスン社長団協議会を開催した。退陣した李健熙(イ・ゴンヒ)前会長に代わりグループ代表を務めるサムスン生命の李洙彬(イ・スビン)会長は「サムスンは今、船長もかじもないまま各社が独自に厳しい生存競争に生き残っていかなければならない危機に直面している」と述べ、複合的な危機状況突破に向けた社長陣の奮起を求めた。
 李会長はサムスンが現在置かれている危機状況について、李前会長の退陣と戦略企画室解体による「リーダーシップの危機」、10年20年後にどのようにして生計を立てているかという「未来生計の危機」、不正事件関連捜査によるグループの対内外イメージ棄損とそれに伴う「ブランド危機」と規定した。これまでの危機状況は、李前会長の強いリーダーシップと戦略企画室のガイドでグループ全体が力を合わせ乗り越えることができたが、今後は社長団が新たな覚悟と責任感を持ちより一層努力し、危機を機会に変えてもらいたいと呼びかけた。

 サムスングループは会長退陣、戦略企画室の解体で、1日に系列各社独立経営という新たな経営体制をスタートさせた。社長団協議会は、各社単位での論議が不可能なグループ共通懸案などを話し合う機関として、従来の社長団会議を拡大・改編し設けられた。系列各社社長約40人が出席し、毎週水曜日に会議を行う。

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