【ソウル2日聯合】ブッシュ米大統領の8月訪韓日程について、米国側が韓国との事前調整を経ずに一方的にメディアに公開した点に対し韓国に謝罪の意を伝えた。外交消息筋は2日、「米国側は同日早朝に駐米韓国大使館を通じブッシュ大統領の訪韓日程を知らせながら、事前にメディア向け会見で訪韓日程が公開された点に対しすまないという考えを伝えてきた」と述べた。ライス米国務長官が先週末訪韓した際、韓米はブッシュ大統領が8月8日の北京オリンピック開会式に出席する前に韓国に寄ることで原則的に合意はしたが、正確な日程は確定できていなかったという。
 一般的に、首脳会談日程は両国が同時に発表することになっており、時差などでそれが難しい場合には、招請する側が先に発表する。

 これに関連し青瓦台(大統領府)関係者は記者団に、「米国側から遺憾表明があり、受け入れることにした」と述べた。訪韓日程は互いに合意ができていたが、体裁を整えてから発表することにして発表時期を調整中だった。しかし、米国側がブッシュ大統領の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)出席日程を説明する途中で、訪韓日程までつい話してしまったようだと説明した。

 米国の遺憾表明は、特定個人がかかわる問題のためそれほど具体的ではなかったというが、これに対し韓国は「米国の遺憾表明を理解する」という立場を伝え、韓国としてはこうしたことが二度と繰り返されてはならないという姿勢を示す措置を取ったとした。「外交的な欠礼」ではないかという指摘には、個人的なミスのためこれ以上問題にはしないと話している。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0