【ソウル1日聯合】北朝鮮が米国との正常的な貿易関係を築けば、対外貿易額が現在の19倍に拡大されるとの分析結果が出た。
 現代経済研究院は1日、「米国の対北朝鮮経済封鎖解除の経済的効果」と題する報告書を通じて、最終的に北朝鮮が米国と正常な貿易関係を築き、世界貿易機関(WTO)に加盟することになれば、対外貿易額が昨年の29億ドルから19倍の551億ドルに増加するとの見通しを示した。こうした見通しは、4段階にわたり米国との貿易正常化を進めたベトナムのケースを基準に推算された。

 同研究院は、米朝貿易の正常化は北朝鮮経済に大きな波及効果を与えるとしながらも、貿易が実質的に活性化されるには北朝鮮がベトナムのように積極的な改革・開放の意思を持って市場経済体制を導入し、国際機関にも加盟しなければならないと指摘した。

 また、米国の対北朝鮮経済封鎖の解除に合わせて南北経済協力を発展させる青写真が必要であり、特に北朝鮮が李明博(イ・ミョンバク)政権が掲げる「非核・開放3000」政策を全面的に拒否する立場を示しているだけに、北朝鮮が受け入れ可能な現実的な政策を設けるべきだと主張している。

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