【ソウル1日聯合】原油高時代を迎え、市民の乗用車利用を減らすため、ソウル市が平日に市内バス379回と地下鉄2編成を追加運行するなど、公共交通の輸送能力を15万人以上拡大する。市は1日、こうした内容の公共交通活性化対策を今月から施行すると発表した。
 市はまず、バス1台当たりの1日乗客数が800人以上の混雑路線や広域バス路線のうち利用客の多い10路線など、合わせて780路線に予備車両102台を投入し、運行を1日122回増やし輸送能力を5万3000人増加する。また、バスが混雑する149路線については朝のラッシュ時にバスを集中配車する方法で1日257回運行を増やし、輸送能力を5万8000人増やす計画だ。

 あわせて通勤時間帯に乗客が集中する12路線には、需要が多い時間帯・区間に限り運行するバスを投入する。主要停留所だけに停車する急行バスも3路線で運営するほか、公共交通が弱い江南地域には支線バス路線を新設するなど、バスの供給を拡大する予定だ。

 地下鉄については、朝のラッシュ時に2号線の新道林~三成駅区間で2編成を追加運行し、輸送能力を3200人以上拡大する。また、地下鉄混雑区間の非常待機電動車を既存の7編成から16編成に増やして混雑に迅速に対処するとともに、列車の遅れを防止することで総輸送能力を3万人以上増やす方針だ。

 市関係者は、1日15万人が自家用車の代わりに公共交通を利用すれば、2250億ウォン(約228億円)相当の燃料費節減効果があると話している。

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