経済見通しを発表する金在天(キム・ジェチョン)調査局長=1日、ソウル(聯合)
経済見通しを発表する金在天(キム・ジェチョン)調査局長=1日、ソウル(聯合)
【ソウル1日聯合】韓国銀行は1日に下半期の経済見通しを発表し、ことしの年間経済成長率は4.6%に達するが、下半期の成長率は当初見通しを大きく下回る3.9%にとどまるとの見通しを示した。原油高による実質所得増勢の鈍化、企業環境の不確実性増大などで消費・投資心理はさらに萎縮し、景気の急速な回復を期待するには難しい状況だとし、昨年12月の経済見通しを修正した。
 上半期の前年同期比成長率は昨年12月の見通し(4.9%)よりも高い5.4%に達すると予想したが、下半期には当初見通しの4.4%を大きく下回る3.9%にとどまるとしている。また、前期比の経済成長率は、上半期の0.9%から下半期は0.8%に鈍化すると予測した。

 下半期の消費者物価上昇率は、当初見通しの3.1%に比べ2.1ポイント高い5.2%に達するとした。年間上昇率は3.3%にとどまる予測だったが、上半期4.3%、下半期5.2%で年間平均4.8%と、従来の予測値を大きく上回るとの見通しだ。

 この物価高について韓国銀行は、値上がりを続ける国際原油価格と大幅なウォン安が主な原因だと説明する。目標範囲の上限(3.5%)を上回る高い物価上昇傾向は、今後もかなりの期間持続するとの見方を示した。

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