【ワシントン30日聯合】米下院外交委員会に所属するロイス議員は30日、北朝鮮が先週提出した核計画申告書の内容を不完全と批判し、どうかすれはイランのような政権に対し、核兵器は許されることもあるという誤ったシグナルを送ることになりかねないと主張した。
 ロイス議員は同僚議員らに送った書簡の中で、「北朝鮮の核申告は当初の提出計画より15か月も遅れたうえ、不幸にも不完全でもある」と述べ、米国の対北朝鮮政策を深刻に懸念していることを明らかにした。また、北朝鮮の申告書は所有する核兵器はもちろん核拡散活動についてはまったく明らかにしていないとし、「果たして北朝鮮が究極的に核兵器を放棄するかも不透明」と強調した。

 また、共和党の対北朝鮮タカ派に挙げられるレティネン下院議員も、北朝鮮の申告直後に声明を出し、「北朝鮮が昨年まで別のテロ支援国シリアの核開発を手伝い、全面的な核廃棄に乗り出すかも不透明な状況で、ブッシュ政権がテロ支援国指定解除を急ぐという誤った保障措置を北朝鮮に対して取ろうとしている」と批判している。

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