【ソウル30日聯合】原油高と原材料価格急騰にもかかわらず、輸出は下半期も好調を続ける見通しだ。韓国貿易協会が30日、国際貿易研究院と知識経済部が先ごろ下半期の輸出動向をモニタリングした結果を明らかにした。
 それによると、造船など10大業種の輸出は開発途上国の成長に押され、下半期に業種別で前年同期比2.4%から最大102.4%まで増加するものと予測された。中でも輸出増加幅が最も大きくなるのは造船業と分析される。鋼材価格の急騰で経営実績改善が懸念されるものの、すでに確保した材料のおかげで安定的な生産を続けており、最近では各造船所が積極的な設備投資を通じて生産性向上を狙っていることから、当面は輸出が好調を維持しそうだ。

 石油製品も北京五輪特需や国内精油メーカーの高度化設備増設などで環境が改善し、下半期には輸出が前年同期比67.0%伸びるものとみられる。機械類とIT機器、半導体の輸出もそれぞれ11~16%増えるものと予測された。

 一方、繊維類は原油高で輸出国の実物経済が減速し、前年同期比2.4%の増にとどまる見通しだ。ディスプレーも世界的なインフレの高まりと輸出単価上昇を受け、増加率は3.3%と予測された。

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