テントを撤去する市職員と警察=27日、ソウル(聯合)
テントを撤去する市職員と警察=27日、ソウル(聯合)
【ソウル27日聯合】ソウル市は27日午後、米国産牛肉の輸入に反対する団体が市庁前のソウル広場に設置していた30張余りのテント類を強制撤去した。
 市は25日にテントを設置した「狂牛病国民対策会議」など18団体に対し、27日正午までに自主撤去するよう要請していたが、団体がこれに従わなかったため、市職員約50人と警察20中隊の約2000人を動員し、撤去作業に乗り出した。

 警察は撤去にあたり、広場周辺を戦闘警察バスで取り囲み出入りを遮断してから、各テントで座り込みを続けていた団体関係者らを引っ張り出した。続いて市職員がテントを解体、1時間余りで作業は終了した。テントには対策会議関係者約100人と、全国民主労働組合総連盟(民主労総)組合員約400人がいたが、このうち激しく抵抗した10人余りが連行された。

 テントが撤去されると、デモ隊は広場の周りに集まり「暴力警察は退け」「再交渉を実施せよ」と叫ぶなどして強制撤去を糾弾した。


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