【東京26日聯合】1945年に日本の福岡刑務所で死を迎えた詩人、尹東柱(ユン・ドンジュ)の芸術魂が日本の演劇舞台で表現される。日本の劇団ピープルシアターは来月16日から21日まで東京・両国のシアターカイで、第46回定期公演「一点の恥辱なきことを」を上演する。
 この作品は、同劇団の代表で日本演出者協会理事と日韓演劇交流センター副会長を務める森井睦氏によるプラットホームシリーズの最終編「プラットホーム・光の夏」の復活作だ。

 ストーリーは、線路に落ちた酔った人を助けようとして亡くなった韓国と日本の若者の母親同士が、息子との思い出を語るうちに1945年の夏へと記憶をよみがえらせ、激動の時代に波乱の人生を歩んできたを彼女たちを通じて、尹東柱と機関銃で残酷に殺害されたオーケストラ団員らが痛ましい歴史を乗り越え芸術として復活するという内容だ。

 現代と過去を行き来しながら展開されるストーリーと、韓日両国の激動の時代を真剣に生きようとした人物を通じて真の愛と芸術魂、ヒューマニティーについて考えさせられる作品となりそうだ。

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