【ソウル24日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は24日、就任後初めてオーストラリアのラッド首相と、両国懸案について電話で意見を交わした。
 青瓦台(大統領府)によると、電話協議は午後4時30分から約15分間行われた。李大統領は、朝鮮戦争の参戦国でもあり民主主義と市場経済の価値を共有するオーストラリアとの関係増進の必要性を力説しながら、「従来の経済・通商分野から諸分野へと協力を拡大し、包括的な協力関係を構築していこう」と提案した。これに対しラッド首相は、両国での新政権発足を機に関係が一層強化されるよう、ともに努力しようと答えた。

 李大統領はまた、貿易・投資が急速に増大していることに満足感を示した後、エネルギー・資源分野での協力強化への期待も示した。ラッド首相は自由貿易協定(FTA)に関する共同研究作業が成功裏に終わったことを肯定的に評価しながら、FTA推進による一層の貿易拡大を希望する姿勢を明らかにした。

 このほか両首脳は、地域と国際舞台での協力を強化していくと同時に、気候変動や軍縮・核不拡散など世界レベルの問題に対しても協力を拡大していくことで合意した。

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