高裁を出る柳代表=24日、ソウル(聯合)
高裁を出る柳代表=24日、ソウル(聯合)
【ソウル24日聯合】ソウル高等裁判所は24日、米国系ファンド・ローンスターコリアの柳会源(ユ・フェウォン)代表の外換カード株価操作容疑について、1審の実刑判決を覆し無罪を言い渡した。
 柳代表は、外換カード合併時に虚偽の減資説を流布した証券取引法違反の罪に問われ1審で懲役5年の実刑判決を受けたが、高等裁は「ローンスターが減資を検討したものとみられる」とし、「虚偽」ではないため株価操作には当たらないと判断した。

 また、柳代表が国会に証人として出席しなかった容疑については1審と同じく有罪としたものの、特別目的会社(SPC)間の収益率操作などでSPCに損害を与えたとする4つの容疑については2件を有罪、2件を無罪とした。21億ウォン(約2億1955万円)を脱税した容疑についても無罪とし、柳代表に懲役2年6月、執行猶予3年を宣告した。

 今回の判決は、ローンスターが減資の意思がないにもかかわらず虚偽の減資説を流し人為的に外換カードの株価を操作したとする検察・1審の判断を全面的に覆したことになる。検察は上告する方針だ。

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