グランドオープン行事に出席した李大統領=20日、仁川(聯合)
グランドオープン行事に出席した李大統領=20日、仁川(聯合)
【ソウル20日聯合】国土海洋部と仁川国際空港公社は20日、李明博(イ・ミョンバク)大統領、国土海洋部の鄭鍾煥(チョン・ジョンファン)長官、各国の駐韓大使、空港関係者らが出席する中、仁川空港第2期グランドオープン行事を開催した。
 仁川空港は2002年から4兆ウォン(約4192万1806億円)の事業費を投じ第2期施設工事を進めてきた。第3滑走路と搭乗橋30基を備えたコンコース(搭乗棟)を新設し、年間旅客収容能力も3000万人から4400万人と大幅に増加した。仁川空港の年間旅客収容能力は2006年ベースで世界10位にランキングされていたが、このグランドオープンで、一気に3、4位のフランクフルト空港(4500万人)、香港国際空港(4300万人)と肩を並べることになった。

 航空機の運航回数は24万回から41万回に増加、貨物処理能力も270万トンから450万トンに拡充され、貨物処理量1位の香港(357万トン)を追い越すものと予想される。第3滑走路はエアバス380など超大型航空機の安全な離着陸に対応するため、従来の滑走路よりも250メートル長い4000メートルに設計されている。

 一方、新設されたコンコースに海外航空会社が移転したため、各社搭乗手続きカウンターの位置が変更された。大韓航空とスカイチーム加盟航空会社の利用客は旅客ターミナル東側(A~Eカウンター)で、アシアナ航空とスターアライアンス加盟社の利用客は西側(J~Mカウンター)で、その他の航空会社を利用する場合は中央(E~Gカウンター)で搭乗手続きを行う。また、大韓航空とアシアナ航空の利用客は旅客ターミナルからの搭乗となるが、海外航空会社の利用客は旅客ターミナルで手荷物検査と出入国審査を受けた後、コンコースで搭乗・降機する。ターミナルとコンコース間ではシャトルが運行される。

 国土海洋部関係者は「航空需要が増加し、これを先占しようと各国空港間の競争は激しい。第2期拡張施設の完工で、より広く快適な施設で便利なサービスを提供できるものと期待している」と述べた。


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