【ソウル18日聯合】全光宇(チョン・グァンウ)金融委員長は18日、先に民営化方策を発表した韓国産業銀行と並行し、滞ることなくウリィ金融持株会社と中小企業銀行の民営化を進めるとの方針を明らかにした。朝鮮経済フォーラム招請の講演会で述べたもの。
 ウリィ金融については、政府が保有する株式(73%)のうち23%について優先的に売却を進め、来年からは金融市場与件を見ながら企業支配株式の売却に着手する。中小企業銀行株は、韓国輸出入銀行、韓国産業銀行の株式と合わせ67%を保有しているが、このうち少数を2010年までに売却するとした。産業銀行に関しては、先に発表された通り2012年までの民営化を進めることを再確認した。

 ウリィ金融株売却を段階的に開始するのは、現政府任期内に民営化を完了させたい考えとみられる。政府と与党が公営企業民営化の政策課題順序を下げたなかでの、より具体化した民営化日程の提示とあり注目される。金融委関係者は、政策金融機関の民営化については国内外の投資家の間でも関心が高く、対外信頼度にも直結する問題のため、民営化の意思を強調したものだと説明した。

 また全委員長は、産業銀行は持ち株会社化し民営化を進めるなかで海外有数の金融会社と戦略的提携を結び、プロジェクト・ファイナンス(PF)業務でアジア地域に進出するなど、インベストメント・バンキング(IB)に転換させる考えを示した。民営化完了後は買収・合併(M&A)を通じ海外市場を開拓し、海外収益比重を40%まで拡大するとした。

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