【ワシントン17日聯合】米大統領選で民主党候補指名が確定しているオバマ上院議員は16日、韓米自由貿易協定(FTA)について「賢明な交渉でない」との見方を示した。ミシガン州での演説で述べたもので、公けの韓米FTA批判は指名確定後初めてとなる。
 オバマ上院議員はその席で、「われわれは競争を歓迎するが、米国の経済政策が強力かつ賢明な貿易対策により支援を受けるべきだということを心に刻み付ける必要がある」と述べ、ブッシュ政権の通商政策に苦言を呈した。

 続けて韓米FTAについて、「韓国が数十万台の自動車を米国に輸出しながらも、米国製自動車の韓国輸出は数千台に制限を続ける協定は賢明な交渉だとは思わない」と批判した。労働と環境に対する合意のないFTAは、長期的に見て米国の国益にも合致しないと主張している。

 オバマ上院議員は候補指名確定前の先月、ブッシュ大統領への書簡を通じ「韓米FTAは非常に欠陥がある」として批准同意案を議会に提出しないよう求め、事実上の再要求を要求していた。

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