【ソウル16日聯合】韓国銀行が16日に発表した5月の加工段階別物価動向によると、先月の原材料物価は前年同月比79.8%上昇し、韓国銀行が1980年に関連統計を開始して以来の最高値を記録した。
 原材料物価上昇率は1~2月は45%台だったが、3~4月の2か月間は50%台となっていた。先月さらに跳ね上がったのは、国際原材料価格の上昇による鉱産品と輸入工業製品の値上がりのため。輸入品目のトウモロコシ、豚肉など農林水産品価格が大きく値上がりしたことも影響した。

 原材料価格の上昇により、中間財価格も飲食料品、石油化学製品、金属1次製品などを中心に前年同月に比べ23.1%上昇した。原材料と中間財を合わせた物価上昇率は34.6%となり、1998年3月(35.7%)に次ぐ数値を示した。財貨部門の総合インフレ測定指標となる最終財も、前年同月比6.8%上昇した。これも1998年1月(14.6%)以来の高水準だ。

 韓国銀行は、6月も原油価格は右肩上がりが続き、ウォン安進行も予想されるため、原材料物価の上昇は続くものと見通している。

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