握手を交わす李大統領(右)と李総裁=15日、ソウル(聯合)
握手を交わす李大統領(右)と李総裁=15日、ソウル(聯合)
【ソウル16日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、米国産牛肉の輸入問題について、「再交渉に準じる追加交渉をしており、月齢30か月以上の牛肉はどのような場合にも入ってこられないという政府方針は確固としている」と述べた。自由先進党の李会昌(イ・フェチャン)総裁との2時間半におよぶ昼食を兼ねた会合で発言した。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)報道官によると、李大統領は、牛肉問題を主張しすぎて自動車などほかの部分でむしろ足をとられるという、さらに大きな問題が起きないか心配だとした上で、このように言及した。
 一方、李総裁が人事問題に関し「首相は派閥や勢力を代表するよりは、全国民を調和させる次元の起用になるべきだ」と全面的な人事刷新を要求したのに対しては、国民の目の高さに合わせなければならないということに共感し国民の情緒を十分に考慮すると答えた。

 李大統領は経済政策について、「高成長政策としては、現在大変な(経済)状況を解決できないため、状況変化に合わせた物価安定に最大限努力する」とし、成長よりも物価抑制優先の政策を展開する意向を明確にした。また、この10年で進んだ二極化をこれからは保守が解決すべきという点に共感し、財政が許せば直ちに国民の苦痛を和らげる方向で努力すると述べた。大企業は規制が解かれれば自ら進んでいけるため、中小企業の育成にもっと重点を置くとしている。

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