会見する孫鶴圭代表=15日、ソウル(聯合)
会見する孫鶴圭代表=15日、ソウル(聯合)
【ソウル15日聯合】統合民主党の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表は15日、「国会登院を無制限に遅らせることはできない」と述べ、第18代国会への登院に踏み切る可能性があることを強く示唆した。
 党本部で南北共同宣言8周年記念記者会見を行った孫代表は、同日夜に首都圏のベテラン議員らと集まり進路を話し合うと明らかにした。以前とは状況が変わっただけに、難局を打開し登院問題解決に向け積極的に努力していると述べた。

 こうした孫代表の発言から、民主党は今週にも国会に登院することを検討しているものと思われる。具体的な日程は米国との牛肉問題追加交渉の結果が出るものと予想される17日から、「狂牛病国民対策会議」が牛肉全面再交渉要求の期限とする20日の間となる可能性が高いと見ることができそうだ。

 孫代表は、登院のカギは李明博(イ・ミョンバク)大統領が握っているとし、牛肉再交渉への確固たる意思を持っているのか、難局を適当に処理するのかが問題だと指摘した。その上で「しかし議員が国会に行かずに何をするというのか。登院は当然しなければならない」と強調した。また、会見後に行った記者懇談会でも「わたし1人ですべてを選択するのであれば、二の句もなく登院する」としながら、党は責任ある立場であり、議員間の合意が必要なだけに、登院については党内の共感帯を形成する過程が必要だと説明している。


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