日本の篤志家、2年連続で建陽大に奨学金寄付

【論山12日聯合】建陽大学は12日、日本のある証券会社顧問を務める間宮良雄さんが奨学金80万円を同大学に寄付したと明らかにした。間宮さんは、昨年にも同大学を訪れ奨学金60万円を寄託している。
　間宮さんは高校生だった約40年前から韓国のラジオ番組を聴き、韓国に関心を寄せていた。暗い歴史を抱える韓国と日本の間で歴史教科書、独島など敏感な政治的事案が持ち上がるたびに残念な思いをしてきたという。そのため両国の大学生には互いを理解し、助け合う関係が大事だと考え、2年前から毎月少しずつ貯金して寄付金を作ってきた。

　間宮さんは、「日本人の中にも過去を反省し、韓国を理解しようとする声が高まっている」とし、今後は自分のような考えを持つ日本人を集め、活発に奨学事業を行なう計画だと話した。

　一方、建陽大は間宮さんの高い志とともにその専門性も認め、専門企業家教授に任命し、日本企業との産学協力や日本での就職に関する特別講演などを依頼することを決めた。