仏大統領官邸エリゼ宮にもサムスン電子の液晶テレビとプラズマテレビなど15台が設置されている=9日、パリ(聯合)
仏大統領官邸エリゼ宮にもサムスン電子の液晶テレビとプラズマテレビなど15台が設置されている=9日、パリ(聯合)
【ソウル10日聯合】サムスン電子の液晶ディスプレーが第1四半期の世界市場でシェアトップを記録した。液晶テレビ、液晶モニター、液晶パネルがそれぞれ世界市場で1位を記録、独走態勢を固めた。
 市場調査機関のディスプレーサーチが10日に明らかにしたところによると、第1四半期の液晶テレビの世界市場シェアは金額ベースでサムスン電子が22.2%で1位を占め、次いでソニーが18.1%、シャープが10.1%、LG電子が9.7%、フィリップスが7.8%などだった。数量ベースではサムスン電子が19.6%と、2位のソニー(13.3%)との差を6ポイント以上広げた。販売台数は前年同期(235万7000台)に比べ70%以上成長の413万6000台を販売し、7四半期連続1位を記録している。これでサムスン電子は価格引き下げ政策を展開しているソニーとの競争で確実な優位を獲得した。

 液晶パネル市場でも大型パネルの出荷台数と売上高、液晶パネル全体の売上高がそれぞれ1位となった。大型パネルの出荷量は2286万5000台、売上高は50億3900万ドル、パネル全体の売上高は54億3700万ドルを達成し、2位のLGディスプレー、台湾の友達光電(AUO)との差を10億ドルほどに広げた。

 液晶モニター市場でもパソコンメーカーとの激しい競争の中、金額ベースと数量ベースのシェアがともに3四半期連続で1位を維持した。市場調査機関のIDCが明らかにしたところによると、金額ベースでは17.1%、数量ベースでは15.9%のシェアを占めた。液晶モニターの好調に伴いモニター全体の市場でも数量ベースでは16.3%となり、7四半期連続で1位を記録した。

 サムスン電子の関係者は、テレビ、モニター、パネルなど同社の液晶ディスプレーが世界市場で独走態勢を固めることになったのは、競合他社よりも一歩先を行く投資で急増する市場の需要に徹底対応した結果だと説明している。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0