【ソウル9日聯合】北朝鮮の非核化に合わせて提供する経済・エネルギー支援を話し合う会議が、10日にソウルで開催される。外交通商部の文太暎(ムン・テヨン)報道官が9日に明らかにした。
 会議には6カ国協議参加国のうち北朝鮮を除く韓米日中ロの5カ国が参加し、日本人拉致問題の未解決を理由に北朝鮮への支援を拒んでいる日本の参加案が集中的に話し合われる見通しだ。

 また、会議では経済・エネルギー支援のスピードを上げる案も模索する。北朝鮮は11の核施設無能力化措置のうち8つの措置を終え、残る措置の中核となる使用済み核燃料棒の抜き取り作業も8000本のうち3200本ほど進めた。一方でエネルギー提供は重油に換算すると合計95万トンのうち33万トン余りにとどまっており、北朝鮮は相対的に支援速度が遅いと不満を示してきた。

 外交消息筋は、「北朝鮮も無能力化のうち最も重要な使用済み燃料棒の抜き取りや未使用燃料棒の処理などをまだ履行しておらず、無能力化の履行状況を単純に数値化してエネルギー支援速度と比較することはできない」としながらも、経済・エネルギー支援が北朝鮮の非核化をさらに促進できるよう関連協議を進めると話している。

 韓国は今回の会議での合意を基に、北朝鮮も含めた経済・エネルギー協力作業部会を11日に板門店韓国側「平和の家」で開催する予定だ。

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