【ソウル5日聯合】韓国とフィンランドの経済界関係者らは5日、グローバル時代に市場開放を通じた企業競争力の強化が国家競争力の源になるとの認識を共有し、韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)を積極的に支持する意向を明らかにした。
 両国の経済界関係者らはソウル市内のホテルで開かれた第14回韓国・フィンランド経済協力委員会でこうした立場を表明した。フィンランドのバンハネン首相も基調演説で、「韓国・EU間FTAが両国の経済に大きく役立つだろう」との考えを示した。

 双方はまた、温室効果ガス削減および気候変動対応の力量向上に向けた環境技術分野と造船産業分野での協力を優先的に拡大していくことにした。韓国側は二酸化炭素排出削減の義務付けに能動的に対処するための低炭素経済・社会体制の構築策を説明し、両国の協力の必要性を提起した。フィンランド側はエネルギー・原材料利用の効率性向上と排出物質の減少が持続可能な生産の中核要素であると強調しながら、両国企業の積極的な協力を促した。

 これに伴い、現代重工業とフィンランドのバルチラ社の合弁プロジェクトによる全羅北道・大仏産業団地の船舶用エンジン生産工場のように、両国の共同プロジェクトがさらに活発になる見通しだ。

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