【ソウル5日聯合】物価の急上昇にもかかわらず、クレジットカード使用額が急増している。
 与信金融協会が5日に明らかにしたところによると、年初から5月までのクレジットカード使用額(キャッシング除く)は121兆3990億ウォン(約12兆5057億円)で、前年同期比20.8%増加した。5月のカード使用額も25万2750億ウォンで、前年同月比19.9%、前月比2.3%、それぞれ増加している。

 使用額急増の第1の原因は、生活必需品価格の上昇による名目使用額の増加だ。統計庁が発表した5月の消費者物価は前年同月比4.9%上昇し、食料品など日常生活で頻繁に購入する品目で構成された生活物価指数も5.9%上がった。

 特に原油価格の急騰を受け、ガソリンや軽油などの石油製品価格は25.3%上昇した。国内クレジットカード使用額の3分の1を占めるBCカードの年初から4月までの業種別決済額を見ると、ガソリンスタンドでの使用額が前年同期に比べ30.3%増えている。同期間、大型スーパーでの決済額も16.6%増えており、消費者は生活必需品の価格が上昇しても消費を減らしていないことが明らかになった。

 あわせて、カード会社が昨年から加入を呼びかけるマーケティングを強化し、各種割引や積み立てなどの特典を増やしたことも、カード使用急増の背景となっている。

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