【ソウル4日聯合】経済協力開発機構(OECD)は4日、4月の加盟国の経済見通し報告書で、韓国の経済成長率の見通しを4.3%と、1ポイント近く下方修正した。これはOECDが昨年12月に提示した5.2%に比べ0.9ポイント低い。この数値は、現代経済研究所(4.9%)や韓国開発研究院(4.8%)、サムスン経済研究所(4.7%)など国内の国策・民間シンクタンクの今年度見通しを下回る。OECDは、海外需要の萎縮と原油高止まりの影響で韓国の経済成長率を低く見積もったと説明した。
 物価は韓国銀行の中期目標水準(2.5~3.5%)を上回る4.0%まで上がるとの見通しだ。昨年12月の見通し2.8%に比べ1.2ポイント高い。

 しかし、来年は輸出が増え内需も回復し、潜在成長率水準の5.0%まで上がるとみている。昨年12月時点の見通し5.1%より0.1ポイント低いものの、景気下降局面はさほど長引かないことを意味する。

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