【ソウル4日聯合】映画やテレビドラマの中で企業の商品を登場させる宣伝方法、プロダクト・プレイスメント(PPL)がオンラインゲームで活気づき、ゲームが新たな広告媒体に浮上している。
 業界が4日に明らかにしたところによると、オンラインゲームPPLの「ゲーム内広告」市場は、今年の200億ウォン(約20億円)から2010年には800億ウォン水準に成長すると見込まれている。オンラインゲーム広告エージェンシーの関係者は、ゲーム広告はまだ十分に評価を受けてないが潜在的に大きな市場だと説明する。

 ゲーム内広告は、2000年にオンラインゲーム会社のネクソンがオンラインクイズゲームに実在するアパレルブランドのファッションやアイテムを用いたのが始まりだ。以来、ネクソンが開発段階から広告を念頭に置いて作ったレーシングゲーム「カートライダー」のPPLが大当たりし、ゲーム内広告が本格化した。「カートライダー」は2005年にコカ・コーラやウリィ銀行、メガボックスなど大手企業の広告を誘致し、ゲーム内広告の可能性を示した。

 今ではオンラインレーシングゲームの中で企業のロゴ入りバスが走ったり、バスケットゲームの中で実在ブランドのバスケットシューズがアイテムとして登場するなど、ゲーム内広告がひとつのトレンドとなっている。

 ゲーム内広告の最大のメリットは、なんと言ってもオンラインゲームが「マスメディア」だという点だ。インターネットのインフラが整ったことで国内のネットユーザーは3358万人に達し、うち48.6%の1632万人がオラインゲームを利用している。

 ゲーム内広告エージェンシーの関係者は、米国ではゲーム広告市場が2005年の1億8600万ドルから来年には8億7500万ドルに拡大するものと予測されているが、韓国のゲーム広告市場も十分に成長の可能性があると話している。

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