【大田3日聯合】韓国電子通信研究院は3日、リビアと共同で次世代再生可能エネルギー技術の染料感応太陽電池の開発に本格的に乗り出すことを明らかにした。リビアの関連官庁下部に置かれる研究所REWDRCと取り組むもので、向こう5年間で1500万ドルを投じ染料感応太陽電池のモジュールパネルを共同製作し、リビアでの設置・運用を経て商用化技術を確保する計画だ。
 染料感応太陽電池は、太陽光に反応した染料が電子を酸化物半導体の表面に伝える現象を利用し電気を生産する次世代太陽電池で、紙のように薄く伸縮性が良いため活用度が高いうえ、ステンレススチールなどを利用すれば製造コストを大幅に抑えられる。

 電子通信研究院は2000年に染料感応太陽電池の開発に着手し、2005年にステンレススチールを使ったフレキシブル太陽電池の技術を確保した。1平方センチメートル当たり7.4ミリワットの電力を生み出す工程技術までを開発済みだ。昨年12月にはアラブ首長国連合、今年1月にはリビアと、染料感応太陽電池の商用化研究に向けた了解覚書を交換している。2008年末現在1キロワット時700ウォン(約72円)の発電単価を2015年には70ウォンまで下げ、中東など新たな海外市場の開拓する計画だ。

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