【ソウル3日聯合】政府の管理努力にもかかわらず、庶民が肌で感じる生活物価は上昇を続けている。
 統計庁が2日に明らかにしたところによると、消費者物価指数の算出に含まれる489品目のうち、庶民が主に利用する加重値が高い52品目を別途に算出した「MB物価指数」が先月は113.2を記録し、前年同月(106.2)に比べ6.6%急騰した。先月の消費者物価上昇率4.9%を上回り、必須品目の物価上昇幅がほかの一般品目より大きかったこと示した。また、韓国銀行の物価目標上限線3.5%と比べても2倍近い数値となった。

 4月中のMB指数の前年同月比上昇率は5.8%で、上昇曲線がさらに急激になる雰囲気だ。政府はMB指数で最も大きな加重値を占める住居費が伝貰(保証金を一括で納める住宅賃貸方式)や月払い家賃の上昇率を適時に反映できずにいる点を挙げ、住居費の指数公開を拒んでいる。MB指数52品目のうち住居費を除く51品目の指数は115.5で、1年前の107.3に比べ7.7%急騰した。

 品目別にみると、国際穀物価格や原油価格の急騰と関連のある品目の価格上昇が著しかった。小麦粉の価格指数は179.6で、1年前の108.1より66.1%も急騰した。小麦粉を原料に使うパンは16.4%、スナック菓子は16.0%、即席めんは14.4%上がった。エネルギー部門では灯油が46.4%で上昇幅が最も大きかったほか、軽油(40.7%)、炊事用プロパンガス(28.1%)、ガソリン(16.3%)も大きく上昇した。

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