李大統領は同日午後に成都空港に到着。出迎えた蒋巨峰・四川省長が「李大統領の訪問を、四川省住民に代わり心から感謝する」と歓迎すると、1日も早く復旧することを願っていると慰労の言葉を返し、「わたしも涙が出そうだ」と目頭を赤くした。
バスで都江堰へ移動した李大統領は、関係者らから話を聞きながら廃墟と化した被災現場を見て回った。避難所や簡易病院、学校などを回りながら被災者1人1人と握手を交わしながら「中国は隣国、北京で歓待を受けながら立ち寄らずに帰国しては心苦しく、ここへ来た」と声をかけ、1日も早く復旧するようにと激励した。被災者らは韓国の支援に感謝の言葉を返した。訪れた小学校では児童らが熱烈な歓迎をし、赤いスカーフを贈った。
李大統領はまた、被災地から韓昇洙(ハン・スンス)首相に電話をかけ、テントや毛布が必要なようだと被災地の様子を伝え、後続支援策を策定するよう指示を出した。。出発前には芳名録の記帳に立ち寄り、「大韓民国国民を代表し慰労の意を捧げる。皆さんが希望と勇気を持つことをお祈りする」と記した。
このほか空港では、前日に救援物資を積載し中国内陸入りした韓国空軍輸送機の関係者らを激励し、韓国軍の輸送機が中国に入ったのは前例のないことで、人道的次元のものだが歴史的に意味のあることだと強調したほか「戦略的協力パートナー関係を端的に示している」と述べた。
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