【ソウル30日聯合】統計庁が30日に発表した4月の産業活動動向によると、先月の鉱工業生産は前年同月と比べ10.5%増加、前月比では1%増加した。前年同月比増加率は昨年12月の9.6%からことし1月に11.3%まで上昇して以来、2月は10.2%、3月は10.1%、4月は10.5%と、2けたを維持している。
 生産増加傾向に後押しされ、先月の生産者製品出荷も前年同月比8.6%増加したものの、在庫増加率(12.3%)が出荷増加率を上回り、製造業の在庫出荷循環は景気鈍化・下降局面となった。半導体および部品(34%)、映像音響通信(32.5%)、化学製品(7.4%)などが伸びを主導したが、繊維製品(マイナス5.8%)、石油精製(マイナス2.6%)などは減少した。

 サービス業生産は前年同月比で5.9%、前月比で0.2%の増加となった。業種別では金融・保険業が12.8%、運輸業が10.3%、不動産・賃貸業が7.15%、卸・小売りが4.5%、宿泊・飲食店業が1.3%など。

 消費財販売は主に乗用車、家電製品など耐久財や食料品、医薬品など非耐久財の販売好調で、前年同月に比べ5.8%増加した。前月との比較では0.2%の減少だった。

 設備投資は運輸装備が増加したが半導体装備など機械類がヘリ、前年同月より2.0%減少した。ただ、先行指標となる機械受注は16%増えている。建設工事完成工事高は公共・民間分野ともに工事実績が増加したことで4.0%増加したものの、先行指標の建設受注は土木の不振で2.5%減となった。

 現在の景気を示す同行指数循環変動値は前月から0.5ポイント下がり100.4となった。3か月連続の下落。今後の景気局面を予告する先行指数も前月を0.6ポイント下回り、5か月連続の下落となった。

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