【ソウル29日聯合】環境部の李万儀(イ・マンウィ)長官は29日、大運河事業をめぐる論争について、国民が運河を良く知らないという背景もあるとの考えを示した。環境財団の主催で開かれた講演会での発言。
 李長官は「運河が何かを良く知らない状況で漫然と意味のないものではないかと考えているようだ」と述べ、これまでのところ運河に反対する雰囲気があり、賛成する側が言い出せなかったとした。大運河に進展がないことから、マスコミの間からは河川整備事業という名でくるんだのではないかとの話も出ているが、これからは賛否両方の立場をすべて明らかにし国民に選択させるべきだと述べた。国民が正しく選択できるよう、専門家が運河に関する正確な情報を国民に与える時だと強調した。

 また、環境部長官は運河事業の主務長官ではないと断ったうえで、運河が推進される場合、被害を極小化し環境親和的に作る部分は環境部の所管だと述べた。

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