【ソウル29日聯合】製造業の体感景気が再び萎縮しようとしている。韓国銀行が9日に発表した5月企業景気調査の結果によると、調査対象となった製造業2361社の5月の業況指数(BSI)は85で、前月の87から2ポイント下がった。製造業の業況BSIは2月の82から3月が84、4月が87と上がった後、5月は下降に転じた。業況BSIは基準値100未満ならば業績が悪化したとする企業が改善されたとみる企業より多いことを、100を超えればその反対を意味する。
 内訳をみると、大企業が2ポイント、輸出企業が1ポイント上昇し、中小企業と内需企業はそれぞれ4ポイント下がった。業種別では自動車が3ポイント、1次金属が2ポイント上がった半面、石油精製はマイナス16ポイント、化学がマイナス10ポイントと大きく悪化している。韓国銀行は、内需不振と原油高上昇が指数を押し下げたと説明した。

 売上高BSIは113で前月の109から4ポイント下がり、輸出BSIも114から110、内需販売指数は105から102、生産指数は108から105に低下した。一方、資金繰りは83で前月と変わらなかったほか、人員面は92から93、生産設備水準は101から103に小幅上昇した。

 製造業が経営上の問題として挙げたのは、「原材料価格の上昇」が46.4%で最多。次いで為替要因が13.5%、内需不振が12.1%、競争激化が6.6%、輸出不振が4.2%の順となっている。

 また、来月の見通しBSIは88と集計された。前月の92に比べ4ポイント低い。

 非製造業の場合、5月の業況BSIは80で前月に比べ3ポイント低く、見通しBSIも82から80に下がった。

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