【ソウル26日聯合】ハナロテレコムから顧客情報が流出した事件で、被害者3000人が損害賠償を求める集団訴訟を起こした。
 ポータルサイトに被害者訴訟のコミュニティを開設して訴訟参加者を募ってきた劉哲民(ユ・チョルミン)弁護士が26日、ソウル中央地方裁判所に損害賠償訴状を提出したと明らかにした。訴訟参加の申し出は6000人余りに上ったが、今回は1次として3000人による集団訴訟とした。

 訴状は、損害賠償請求の理由を「ハナロテレコムの朴炳武(パク・ビョンム)前代表理事ら役員・社員は、原告を含む加入者600万人の個人情報を約1000社のテレマーケティング業者に2006年と2007年の2年間に8530万件も無断で流出、これにより原告らは1日に最低数回以上のマーケティング電話を受けるという騒音公害に近い苦痛に2年以上悩まされ続けてきた」と明らかにし、1人当たり100万ウォン(約9万8000円)の賠償金を求めている。また、損害賠償責任の発生原因は、役員・社員らの故意、組織的、反復的、持続的な情報流出だとし、情報セキュリティをおろそかにした過失で顧客情報が一時的に流出した事件とは次元が異なると説明している。

 今後も2次、3次と訴訟を続け、朴前代表理事の違法行為責任も問うという。

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