【ソウル26日聯合】大グループ系列上場企業の研究開発(R&D)費用が第1四半期に大幅に拡大した。
 サムスン、現代自動車、SK、LG、ロッテの5大グループ系列会社が金融監督院に26日までに提出した第1四半期報告書によると、前年と比較可能な上場企業30社のR&D費用支出は計2兆8099億3100万ウォン(約2766億円)で、前年同期(2兆6013億8900万ウォン)に比べ8.0%増加した。主要グループは李明博(イ・ミョンバク)政権発足後、新規施設投資とともにR&D投資を大幅に増やすことを約束している。

 グループ別R&D投資規模を見ると、サムスン電子などサムスン系列10社が最大で、前年同期比4.0%増の計1兆8166億9200万ウォンを支出している。第1四半期は不正疑惑に関する捜査などで通常の投資計画は立っていなかったことを考慮すると、第2四半期以降のR&D費増加幅はさらに拡大するものと、財界は見ている。

 現代自動車系列7社は4093億8400万ウォンで前年同期比14.5%増加、LG系列6社は5033億7500万ウォンで5大グループ中最高の増加率、21.2%を記録した。ロッテ系列5社は10.3%増の61億ウォン。SK系列2社は743億8000万ウォンで、4.0%減少した。

 会社別では、サムスン電子が1兆5424億2700万ウォンで圧倒的な1位となった。次いでLG電子(3418億1900万ウォン)、現代自動車(2278億6400万ウォン)、起亜自動車(1360億7700万ウォン)、サムスンSDI(1004億2800万ウォン)と続いた。

 上場30社の売上高に占めるR&D費の割合は、ウォン安で輸出が小幅に増え売上高が大幅に増加したことから、前年同期(4.8%)を下回り、4.3%となっている。

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