【ソウル25日聯合】米国産牛肉の検疫が27日ごろにも新たな輸入条件告示とともにほぼ8か月ぶりに再開される見通しだ。実務検疫作業にかかる時間を考慮すると、来月初旬に米国産牛肉が市中に出回るものと思われる。
 政府関係者が25日に明らかにしたところによると、政府は先月18日に行われた韓米牛肉交渉で合意した輸入衛生条件とその後の追加協議で保障された権益主権などを盛り込んだ、農林水産食品部長官告示を27日にも公布する予定だ。

 予定通りに告示が行われた場合、まずは昨年10月からの検疫中断で検疫倉庫と釜山港なで足止めされている米国産牛肉5300トンに対する検疫が行われることになる。検疫申請、検疫官検査、合格証発給、関税納付などの手順を踏むのに通常3~4日所要されることから、検疫を通過した牛肉は6月初めごろ流通する見通しだ。コンピューターによる抽選で決定する、抗生剤、細菌、ダイオキシンなど精密検査まで行う一部物量については、検疫通過まで2週間以上かかる可能性がある。

 告示内容は鄭雲天(チョン・ウンチョン)長官が直接会見を通じ説明する。米国産牛肉検疫と国内畜産業界支援対策についても追加発表を行う予定だ。

 検疫対策には、内臓3%サンプルの解凍・組織検査、検疫院中部支院の自主検査室設置、米国現地作業場の長期点検、年齢確認が不可能な特定危険部位(SRM)の全量返送などが、畜産対策としては飼料・畜産近代化資金支援拡大と利子率引き下げ、品質高級化奨励金基準の改善、農産物品質管理院牛肉原産地取締チーム稼動などが含まれる。

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