【ソウル23日聯合】韓国の相対的貧困率が、経済協力開発機構(OECD)に加盟する30カ国のうち8位と比較的高いことが明らかになった。統計庁は23日、可処分所得をベースにジニ係数と所得5分位倍率、相対的貧困率などを初めて算出し、他国と比較した結果を公開した。
 それによると、2006年における韓国の相対的貧困率は14.6%で、OECD平均の10.8%を大きく上回った。メキシコ、トルコ、米国、日本、イタリア、アイルランド、ポーランドに次いで高い。相対的貧困率とは、所得が中位所得の半分未満の人が人口全体に占める割合で、中位所得とは人口を所得順に並べたときに中間にくる人の所得を指す。

 一方、所得分配の不平等さを測るジニ係数は、2006年はOECD平均と同じ0.312だったが、昨年には0.316に上昇し所得格差がやや広がった。農家でない2人以上世帯を基準にすると、ジニ係数は2003年の0.228から2004年が0.291、2005年が0.293、2006年が0.297、2007年には0.302と上昇を続けている。

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