討論に参加する李泰植大使(左)=22日、ワシントン(聯合)
討論に参加する李泰植大使(左)=22日、ワシントン(聯合)
【ワシントン22日聯合】李泰植(イ・テシク)駐米韓国大使は22日、両国で議会批准同意が遅延している韓米自由貿易協定(FTA)に関連し「ことしは米大統領選挙があるが、年内に問題が締めくくられることを期待している」と述べた。米非営利研究機関、全米アジア調査研究所(NBR)の主催で開かれたセミナーにパネリストとして参加し述べたもので、韓米FTAは北米自由協定(NAFTA)以降、最大規模の協定だと強調した。
 李大使のこうした発言は、米大統領選に伴う政治的利害関係によって韓米FTAの締結が年を越すことは好ましくないとの立場を伝えたものとみられる。

 李大使は、米政府が議会のFTA批准同意を進めているコロンビア、ペルー、パナマを合わせた場合と比較し、韓国は国内総生産(GDP)と貿易規模がいずれも3倍ほど大きいことなどを指摘、韓米FTAは米国企業にとっても助けになるものだとアピールした。

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