【ソウル22日聯合】大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が22日に発表した北朝鮮の貿易動向報告書によると、昨年度の北朝鮮の対外貿易額は29億4100万ドルで、前年度の29億9600万ドルに比べ1.8%減少した。輸出は前年比3.0%減の9億1900万ドル、輸入は1.3%減の20億2200万ドルだった。
 北朝鮮の貿易額は2003年から増加し2005年には30億2000万ドルを記録したが、2006年に0.2%の減少に転じ、昨年度は2年連続減となった。

 貿易先をみると、中国が占める割合が67.1%で最も大きい。次いでタイが7.8%、ロシアが5.4%、欧州連合(EU)が4.8%などの順。特に中国が占める割合は2002年の32.7%から2004年に48.5%、2005年が52.6%、2006年が56.7%と拡大が続く一方、タイやロシアは2006年に比べ低下しており、対中貿易の依存度が増していることが分かる。

 KOTRAは、2006年の北朝鮮核実験に対し経済制裁が取られ、北朝鮮の全般的な貿易量は減少したものの、中国の開発ブームで北朝鮮の対中資源輸出と、中国からの機械類や穀物などの輸入が大幅に増えたと説明している。

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